ケース別の離婚準備（子どもがいる・子どもがいない）

■離婚準備について
現在、日本ではおよそ3組に1組ほどの割合で、夫婦が離婚に至っていると言われています。
そのほとんどが、夫婦間での話し合いによる協議離婚によるものです。
しかし、離婚の方法はこれだけでなく、協議離婚ができない場合に、調停離婚や裁判離婚といった方法で離婚することもできます。

また、離婚するにあたっては、財産分与や慰謝料、親権や養育費といったトラブルの原因となりうる問題についても、あらかじめ考えておく必要があります。
当事者間での取り決めが難しい場合には、第三者的な立場として弁護士に相談することをお勧めします。

●子どもがいる場合の離婚準備
子どもがいる場合にまず考えるべきことは、親権です。
単独親権になるため、どちらが親権を持つのかを必ず決めなくてはなりません。
また、養育費についても決める必要があります。
社会的・経済的に自立していない子どもを養育するのは、親としての義務になります。
子どもを監護・養育する側の親に対して、養育費をいくら払うのか、いつまで払うのか、といったことを決めておく必要があります。
さらに、財産分与のために、夫婦の共有財産がどれくらいあるのか調べておくことも重要です。

ほかにも、年金分割の準備や、別居している場合には婚姻費用の計算もしておきましょう。

●子どもがいない場合の離婚準備
子どもがいない場合には、親権や養育費といった、子どもに関する事項は考える必要がありません。
そのため、主に考えるべきは、経済的な面だといえます。
離婚後に経済的に自立した生活ができるのか、といったことが重要になります。
自分だけの収入で生活が可能なのか、また、離婚の際に、財産分与でどれくらい分配されるのか、夫婦の共有財産をしっかりと把握しておくことも大切です。
また、別居する場合には、婚姻費用の計算をしておいたり、不倫やDV等で慰謝料を請求しようと考えている場合には、裁判に備えて証拠を集めておいたりと、準備をしておきましょう。

●離婚に関するご相談は当事務所まで
清澄通り法律事務所では、月島、勝どき、門前仲町、新木場といった地域の皆さまを中心に、離婚問題や相続、交通事故、債務整理などに関する様々なご相談を幅広く承っております。離婚を考えている場合には、離婚後の生活を見据えて、早めに準備を始めることをお勧めします。

東京都中央区で弁護士をお探しの際は、弁護士　土方裕介までお気軽にお問い合わせください。