弁護士に相談するタイミング
交通事故が起きてしまった場合には、被害者、加害者どちらの立場になってしまったかに関係なく、速やかに弁護士に相談をすることをおすすめいたします。
本記事では、速やかに弁護士に相談をするメリットについて詳しく解説をしていきます。
◆弁護士に早期に相談した方が良い理由
被害者、加害者に関係なく、早期に弁護士に相談をした方が良い理由は、何といっても大きなトラブルを避けることができる点にあります。
最初は相手とのやり取りを自身で進めていたが、時間が経つごとに相手の主張が変わってしまったり、より強固な姿勢を取られてしまうといったことは少なくありません。
また、人の記憶は限られたものであるため、だんだん交通事故の記憶が両者ともに曖昧になってしまい、お互いが食い違った主張をし続けることで、紛争が長期化してしまうというリスクもあります。
しかしながら、法律の専門家である弁護士に依頼をすることで、まだ事故の記憶が新鮮なうちに争点を速やかにまとめて、相手方との話し合いをすることができます。
◆弁護士に依頼をするメリット
続いて弁護士に依頼をするメリットをいくつか紹介していきます。
被害者の場合であれば、怪我をしてしまうと、怪我の治療をしつつ、相手方との交渉をしていかなければなりません。
これでは心身ともに疲労が溜まってしまうため、治るはずの怪我もなかなか快方に向かわなくなってしまいます。
しかしながら弁護士に相談をすれば、相手との交渉は弁護士が代理人として進めてくれるため、相談者の方は怪我の治療に専念しつつ、弁護士から指示を受けた際に必要な資料を集めるだけになるため、心理的な負担をかなり減らすことができます。
また、示談交渉における慰謝料の額を増額できる可能性もあります。この仕組みについては、「弁護士基準・自賠責保険基準・任意保険基準」という記事にて詳しく解説をしているため、そちらを参照していただけると幸いです。
さらに交通事故では過失割合で相手方と主張が食い違ってしまうということがよくあります。
しかしながら弁護士に依頼をすることによって、適切な過失割合での示談交渉を進めることができるため、非常におすすめです。
過失割合については、「過失割合・過失相殺とは?」という記事にて詳しく解説をしているため、そちらを参照していただけると幸いです。
ここまでは被害者の方についての解説をしてきましたが、加害者の方にも弁護士に依頼するメリットがいくつかあります。
被害者の方に加害者が謝罪を申し入れたとしても、被害者が非常に怒っていて示談交渉がうまくいかないといったことがよくあります。
ここで弁護士に依頼をしておくことで、冷静な話し合いをすることができますし、その話し合いについても弁護士に全て任せることができるため、感情的になってトラブルに発展することを避けることができます。
また、交通事故で相手に怪我を負わせてしまった場合には、刑事責任に問われる可能性もありますが、刑事裁判となった際には、依頼をした弁護士がそのまま刑事裁判にて弁護をしてくれるといったメリットもあります。
◆弁護士に依頼をするデメリット
他方で弁護士に依頼をするデメリットはあるのかといったご質問をいただきます。
これに関しては基本的にはないと考えて良いでしょう。
しかしながら、交通事故のトラブルに関して専門性を有していない弁護士に依頼をしてしまうと、費用倒れになってしまう可能性があるため、弁護士を選ぶ際には、どのような取り扱い分野があるかといった点に注意をする必要があります。
清澄通り法律事務所は、中央区月島駅の近くにオフィスを構えている法律事務所です。
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資格者紹介
土方 裕介Hijikata Yusuke / 第二東京弁護士会所属
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ご相談者のお話を丁寧にお聞きし、ご状況にあった最善の解決策をご提案します。
早期解決のためにも、法律問題は専門家にお早めにご相談ください。
- 所属
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第二東京弁護士会 常議員(平成30年度)
第二東京弁護士会 消費者問題対策委員会委員(平成25年~現在)
上智大学法学部同窓会役員(平成30年~現在)
- 著書
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『借地借家の正当事由・立退料』(新日本法規出版)
『隣地・隣家紛争 権利主張と対応のポイント』(新日本法規出版)
(いずれも共著)
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